ウクレレをはじめて早3年。
ついについに初のコンサートサイズのウクレレを購入いたしました!
購入したのは Enya(エンヤ)という中華ブランドの EUC-X1 というモデル。
これで手持ちのウクレレは、アリアの AU-1 とFamousの FS-5G をあわせて3本となりました。
とてもお求めやすい価格なのにしっかりした作りで、付属品もものすごく充実。
魅力あるウクレレだと思うので紹介させていただきます。
Enya EUC-X1 を買おうと思ったきっかけ
そもそも2本もウクレレを持っているのに、なぜ新しくウクレレ購入したかといえばコンサートサイズのウクレレが欲しかったから。
ウクレレのサイズは小さい方から
「 ソプラノ<コンサート<テナー 」という順番です。
一番メジャーで一般的なのはソプラノサイズのウクレレ。
今まで持っていた2本もソプラノサイズです。
可愛らしいサイズでコロンコロンといったウクレレらしい特徴のある音色が一番際立つサイズです。
上が今回購入したコンサートサイズで、下がソプラノサイズです。
結構大きさが違いますよね。重さも違います。
Enya EUC-X1 の概要
それでは今回購入したウクレレを紹介させていただきます。
スペックは下記の通り。
項目 | 種類 |
---|---|
モデル | EUC-X1 |
サイズ | コンサート |
トップ | HPL |
バック&サイド | HPL |
ネック | マホガニー |
指板 | ブラックリッチライト |
ナット | 牛骨 |
弦 | カーボンファイバー |
まず驚いたのが箱のクオリティ。
アップル製品のような素敵な箱に入っています。
今まで買ったウクレレはもっとダンボールチックでした。
ウクレレ本体もビニールではなく、高級感漂う袋にくるまれています。
このウクレレの最大の特徴はHPLという素材です。
非常にきれいな木目ですね。
しかしこれプリントなんですって。
高温高圧で木くずやパルプなどを圧縮して作った人工素材。環境に優しい。そして温度や湿度の変化に強い。
ギターで有名なマーチンなんかも取り入れている素材のようです。
私が気に入ったのは十分すぎる見た目。
そして高温多湿の日本にピッタリな強さ。
湿度などをしっかり考えて保管する人には関係ないかもしれませんが、私は基本ウクレレは出しっぱなしです。
ウクレレ本体の中側は写真のように黒い仕上げです。
そこまでこだわりのない私のようなビギナーには管理も簡単だしピッタリの素材かと思います。
ネックはマホガニーという希少性が高い木が使われています。
握り心地良好。
また、このEnyaのX1シリーズは上の写真のようにネックの付け根の部分のストラップピン兼ナットを回すことにより、ネックの取り外しが可能です。
「反ったネックを修正できますよ」ってことみたい。
指板は微妙にアールが付いていてバレーコードが押さえやすくなっています。
指板の材質はブラックリッチライト。
リッチライト社によって開発された再生紙にフェノール樹脂を固めて着色した素材。
こちらも人工の素材。
エボニー(黒檀)に似せて作られてます。
エボニーが少なくなってるみたいですね。
ブラックリッチライトは、非常になめらかな触り心地と深い黒がきれいです。
フレットのエッジの処理は超完璧でした。
引っかかりは全くなくきれいに仕上げられていました。
ポジションマークは、買う前の段階の写真では貝かと思っていましたが、実物は木でした。
洒落てんじゃん。
ネックサイドのポジションマークはありません。
ヘッドはスロテッドヘッドです。
かっこいい!
チューニングも非常にしやすいです。
メイドインチャイナのシールがヘッドの裏に貼ってあったので剥がしました。
ブリッジは牛骨。
サウンドホールの中で結び目を作るタイプです。
ストラップピンも標準装備。
あとから付けるのは大変なので標準でついているのはありがたい。
今回私が買ったのは、ピックアップなしですが、ピックアップ付きモデルの場合は、エンドピンのところにジャックをさせるようになっています。
Enya EUC-X1 の付属品
EnyaのX1シリーズは非常に付属品が充実しています。
超安めにざっくり見積もってみました。
- チューナー:1,000円
- フィンガーシェイカー:500円
- ストラップ:1,000円
- カポ:1,000円
- ピック:300円
- クロス:300円
- 弦:1,000円
- ポーチ:300円
- ケース:2,000円
なんと合計7,400円です!!!
送料1,000円とすると?????
意味がわかりません。
初心者には超オトクなセットですね。
チューナー
チューナーは非常に使いやすく、コンパクトです。
私が今まで使っていたものよりもいいかも。
参考【レビュー】ウクレレ用のおすすめチューナー『 KORG HT-U1 』|アプリより超便利
フィンガーシェイカー
指につける小さいマラカスです。
写真は撮影の都合上左手に付けましたが、ストロークをする右手につけてシャカシャカとウクレレを演奏しながら使うことができます。
ストラップ
なぜかトリコロールカラー。
この辺はデザインの好みが別れますが、私はビミョ~w
付属のエンドピンに付けるとこんな具合です。
ストラップを使う人は、自分の好みのストラップを探してみましょう。
参考おすすめのウクレレ用の ストラップ 10本とその取り付け方法
カポ
カポがあると非常に演奏の幅が広がり楽しめます。
他の付属品の品質は高かったですが、カポはいまいちでした。
まぁ無料だから文句言うなってことにしましょう。
使用するには十分です。
車に置いてあるウクレレ用にします。
参考ウクレレ用の カポ のススメ|簡単にキーの変更・変調ができる
ピック
ウクレレをピックで弾いたことが今までなかったのでこの機会に挑戦してみようと思います。
参考ウクレレ用 ピック の種類と特徴をご紹介|ピックは必要?ツメ伸ばす?
クロス
愛着持ってピカピカにしてあげましょう。
もしくはパソコンの画面拭きやメガネ拭きにどうぞw
弦
交換用の弦も付属しています。
ポーチ
いろんな付属品がまとめて入るポーチも付いてます。
男性ってこの手のたぐいのケース持ってないことが多いので嬉しい。
ケース
最後にケースです。
これがまたすごいんです。
ペラペラかと思いきや、きちんとクッションが全方向に入っていました。
付属品にするにはもったいないレベルのケースが付いています。
サイズはかなりピッタリ。
外側のポケットにいろいろな付属品が入れられて便利です。
試しにソプラノサイズのウクレレを入れてみるとこんな具合でした↓
いけなくはないな。
Enya EUC-X1 を弾いた感想と音色
では気になる楽器としての部分です。
まずオクターブピッチは完璧でした。
個体差がどうしても出てしまう部分だと思いますが、きちんと調整されていてラッキー。
弦高は10フレットで3ミリ程度なので普通。
やはりソプラノサイズに比べると弦の張りが強いので、弦を押さえるのに多少力が必要です。
音量はコンサートにしては小さめかな。
言葉で説明しても分かりづらいので動画にしてみました。
私のもっている3本を弾き比べです。
やはりサスティーンの長さと中音〜低音の豊かさはコンサートサイズならでは。
まろやかでしっとり系の音色です。
なかなか良いんじゃない?
Famous FS-5Gはハワイアンコアの元気系なのでソプラノサイズなのに音が大きく感じますね。
追記:一曲弾いてみました。
まとめ
以上はじめてのコンサートサイズのウクレレである Enya EUC-X1 を紹介させていただきました。
ボディーも指板も人工の環境に優しい素材でできています。
天然の木に比べて品質が安定し、管理も簡単というメリットがあります。
一方で「やはり天然でないと」「人工なんて嫌だ」という人には不向きのウクレレとなっています。
付属品も非常にお得なので候補のウクレレにしてみてはいかがでしょうか。
コンサートは弾きやすいし、暖かくて深みのある音色も最高!
X1シリーズは他にもいろいろなサイズや形があるのでコチラにまとめています。
参考にしてください。
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